投資先である福島県いわき市の超硬工具メーカー、タンガロイの新工場完成式典に出席のため2011年11月21日に初来日した米投資家のウォーレン・バフェット氏(関連記事:投資家バフェット氏が福島を訪問、夕刻に会見を予定)。同氏は、記者会見の後、日経情報ストラテジーのインタビューに応じた。 タンガロイの新工場を見学したバフェット氏は「最新の素晴らしい設備を見た」と語り、日本の技術力と運営効率の高さを強調。「オリンパスの不祥事があっても日本への投資意欲を弱めることにはならない。日本企業についていろいろな案件を紹介されており、良い投資先を探したい」と語った。さらに大震災から8カ月が過ぎて、「日本は世界に強さを示した」とし、被災したタンガロイがいち早く工場復旧に成功した例をあげて、日本企業の生産性の高さを称賛した。 一方、貧富格差の拡大についてデモ活動が続く米国について言及、「懸念はあるが、成長は続く」