中国では、強力な対策の下で新型コロナウイルス(以下、コロナ)の感染拡大を抑え込み、早い段階から経済活動が再開した。特に中国の主要産業の1つである自動車産業では、政策的な支援が行われたことでいち早く生産が正常化した。2020年の中国の自動車生産台数は、前年比2%減(約2,523万台)と減少した。しかし、前年の7.5%減(約2,572万台)に比べてマイナス幅が縮小し、回復の兆しがみられる。 本稿では、有数の自動車産業都市の湖北省武漢市、重慶市、四川省成都市を事例に、内陸部でコロナ後の自動車産業がどう動いているのかについてレポートする。 武漢市、コロナ禍を経て次世代自動車への投資活発化 日本のメディアなどでも、中国の自動車産業の回復ぶりが報道されている。もっとも、その内容は上海市や広東省広州市など沿岸都市に関するものが多い。内陸部の自動車産業都市の武漢市や重慶市、成都市では、コロナ後は自動車産業
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