1台のバスで何ができるか? オンライン古書店の大手「バリューブックス」が、小さな移動式本屋「ブックバス」を始める理由 2017.07.27 平川 友紀 平川 友紀 忘れられなかったり、何度も読み返したりする「大切な本」。 あまり本を読まないという人でも、そんな大切な一冊はあったりするのではないでしょうか。ちなみにその本とは、いったいどこで出会いましたか? 近所の本屋さんや古本屋、図書館や学校、友人宅の本棚…。よくよく見渡せば、日常のさまざまな場所に、本との出会いは溢れています。 しかし今、全国で1日に1軒のペースで新刊書店がなくなり、5分の1の自治体には、書店が1軒もないとさえ言われています。目当ての本はインターネットで気軽に購入できるようになりましたが、大切になるかもしれない本に出会える“偶然”の機会は減るばかり。子どもや高齢者など、インターネットを使わない人にとっては特に、本がどんどん