『顔面漂流記――アザをもつジャーナリスト』石井政之著 かもがわ出版 1999年発行 もくじプロローグ 般若 ドライアイスの冷たい痛み レバノンのタクシー・ドライバー はじめてのあだ名 不治宣告 この顔でどんな仕事ができるのか 顔にアザのある人生をたどる 母が教えてくれたある新聞投書――酒井和夫くん ある医学者の軌跡――藤井輝明さん アザがあると人に優しくできる――増田多恵子さん 迷信と医療の間で揺れる患者 普通の顔とは何か 異形を生きた人たち 丸木位里――顔の右半分に黒アザ 折口信夫――痣のうへに日は落ち、痣のうへに夜が明ける、有難や ビートたけし――異例の顔面麻痺記者会見 埋もれた声を