ノスタルジックな…懐かしい感じのファンタジー作品 −−お二人は、今回の仕事を通し初めてお会いしたそうですね。 茶太さん(以下:茶太):そうなんです。下村さんのご活躍はよ〜く知ってましたし、まして私自身楽しんできたゲームの音楽を手がけている憧れの方とご一緒できるということで、お会いするときはすっごく緊張してました。 下村陽子さん(以下:下村):初めて茶太さんの歌声を聴いたとき、「なんて可愛らしい歌声なんだろう」と思ったんですね。実際にお会いしたときも、その場をすごく和やかにしてくださる方だったので、私は逆にリラックスした雰囲気でお話してたんです(笑) −−制作を始めるに当たり、まず最初に行ったのが“コンセプト作り”だったんですか? 茶太:そんながっちりと決めるわけではなく、「日常という空気の中、フッとしたときに気づくファンタジー」と言いますか。「あれ、一体なんだったんだろうね」というような、