毛髪には毛周期と呼ばれるサイクルがあります。 女性の場合は、4~7年続く成長期から細胞分裂の止まる退行期(2~3週間)を経て、休止期に至り毛髪は抜け落ちます。このサイクルが正常であれば、休止期から2~3ヶ月で再び成長期へと循環し、毛髪はスムーズに生え変わり適度な量に保たれます。 ところが何らかの原因で毛周期に乱れが生じ、成長期が短くなると、毛髪は十分に生育することができません。 また休止期の割合が増えることで、毛髪の本数も減少してしまいます。 これらの原因により薄毛がおこります。 女性の薄毛は、男性のようにいわゆる「はげ」の状態にまで至ることは少なく、一本一本の毛髪が十分に成長できないことから全体の密度が落ちているケースがほとんどです。 毛周期が乱れる原因 毛周期が乱れる原因として以下のものが考えられます。 男性ホルモン 男性ホルモンであるテストステロンは、5αリダクターゼという酵素と結び