「キハ58系」次々姿消す 11月以降は富山のみで走る(1/2ページ)2008年9月24日 印刷 ソーシャルブックマーク 立山連峰を背にして走る、「キハ58系」=24日午前6時2分、富山市、寺脇毅撮影 旧国鉄時代の61年にデビューし、戦後を代表する急行型ディーゼルカーとして親しまれた「キハ58系」が次々と姿を消している。気動車として国内で最も多く製造され、高度成長期の日本各地を疾走した車両も寄る年波には勝てず、定期列車としては間もなく富山県内でしか目にすることができなくなる。(三木淳) キハ58系は最高時速100キロ近い高速走行と自動扉の導入が歓迎され、69年までに1823両が造られた。北海道から九州まで国内の多くの路線で急行などとして利用された。中古車両はサハリンやタイにも輸出されたが、国内では今、すべての車両が25〜30年の耐用年数を超え、引退が加速している。 愛媛県西条市の市職員森川厚