2007年、日本で5番目の国立美術館として東京・六本木に開館した国立新美術館。この美術館の最大の特徴は、収蔵品を一つももたないこと。その為、常設展はなく、展示スペースを利用した企画展や展覧会が開催されています。企画展ごとに趣向の異なる多彩な展示を楽しめるとあって、リピーターも多く、全国の美術館来場者数No1の実績を持ちます。 こちらの敷地は、東京大学生産研究所跡地を利用しており、街の喧騒から離れたとっても静かな場所に位置しています。六本木駅より徒歩5分ほどで、こんな憩いの場所があるなんて驚きですよ。 大きな波のように美しい曲線を描く建物はデザインは、建築界の巨匠・黒川紀章氏の最後の作品と言われています。 建物は、地上4階地下1階で構成されています。来場者を迎えるアトリウムは圧巻です。建物全面を覆う「ガラスカーテンフォール」に天井高21mの空間に巨大な逆円錐がドッドーンと2本。建築物としても