以上で説明したように,snmpd.confファイルを編集することで,さまざまな値をSNMPデータに含めることができるようになる。しかしそれ以外に,とくにsnmpd.confファイルを設定しなくても,いくつかの値を参照することができる。ここでは簡単に,それらの情報について説明する。 ○memoryサブツリー memoryサブツリー(1.3.6.1.4.1.2021.4)には,freeコマンドを使って取得できるメモリの状態やスワップファイルに関する情報を保持するオブジェクトが格納されている(Table 15)。 Table 15 memoryサブツリー(1.3.6.1.4.1.2021.4)