西鉄ライオンズの黄金期を支えた中西太氏(日刊スポーツ評論家)が11日午前3時38分、心不全のため東京都内の自宅で死去した。 90歳。高松市出身。通夜・告別式は家族で執り行った。現役時代は「怪童」と称された右のスラッガーで、本塁打王5回、首位打者2回、打点王3回を獲得。西鉄、日本ハム、阪神で監督を歴任するなど8球団で指導者を務め、若松勉、掛布雅之、岡田彰布、イチローらを育てた名伯楽だった。 ◇ ◇ ◇ 現役時代は怪童、指導者としては名伯楽の異名を取った中西さんが天国に旅立った。「最期は自宅で」という本人の意向で敏子夫人らの家族に見守られ、11日未明に息を引きとった。4月11日に90歳の“卒寿”を迎えたばかりで、突然の別れになった。 高松一(香川)で3度の甲子園出場を果たし、岡山東(現岡山東商)、福島商戦で2戦連続ランニング本塁打。戦前戦後を生き抜くのに必死の時代で、行商をしていた母親
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