フランスのトゥールーズの住宅地にあるユダヤ人学校で19日、連続銃撃事件が起こり、教師1人と生徒3人が射殺された。狙われた対象からユダヤ人迫害かとも見られていたが、アルジェリア系の23歳のフランス人である容疑者モハメド・メラ(Mohamed Merah)は、自身を国際テロ組織アルカイダに所属していると主張した、とされている。 この事件には事後から見ると前段があった。11日、フランス陸軍空挺部隊の軍人が至近距離から拳銃で殺害された。その際、容疑者は「お前は俺の兄弟たち(同胞)を殺した。今度は俺がお前を殺す」と叫んだとされている(参照)。また、15日、モントーバン空挺部隊の軍人3人が至近距離から拳銃で撃たれ、2人が死亡した。 3つの事件では同一の銃で同様な殺害手法をとり、犯行に同一と見られるスクーターを使っていることから、同一犯であると見られ、そのことから逆に、トゥールーズのユダヤ人学校連続銃撃