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2009年、谷崎潤一郎原作の映画『白日夢』で、新人とは思えない堂々とした演技で銀幕デビューを飾った女優・西条美咲。 その後も舞台『女優』では日本映画界の大女優・岡田茉莉子と堂々のW主演、『新宿ミッドナイトベイビー』などでも主演を張り、存在感を見せつけている。 そんな彼女が、セカンド写真集『人形鏡』(ブックマン社)を発売した。 2009年12月に発売されたファースト写真集『主演女優賞』(スコラマガジン)では、”動きのある写真”にこだわり、女優として自らを表現した西条美咲だが、今回のテーマはズバリ”人形”だという。「生きた人間が人形になった世界」……にわかにはイメージしがたい独自の世界観を、作品の中で彼女は見事に表現しきっている。まさに人形だ。西条美咲はなぜ今、人形になりたがったのか? ──前回の写真集は「動きのあるものがいい」というテーマで制作していましたよね。今回は、敢えて逆に、動かない人
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