平和であることで知られるソマリランド共和国。国際的にはソマリランドは国家として承認されていないが、91年にソマリアからの独立を宣言した。ソマリアは現在、事実上無政府状態で1980年代から続く内戦で平和とは程遠い状態にある。08年から台頭したイスラム系武力組織『アル・シャバブ』が、暫定政府と対立し各地で交戦を繰り返している。これに抗議して、ソマリアのヒップホップグループがケニアの首都ナイロビ近郊でCD7千枚を無料配布した。グループのリーダーは07年に銃撃に遭っているにも関わらず「武力の脅威には屈しない」と抗議する姿勢をさらに強固にしている。 CDの無料配布を行ったのは、ケニアに亡命している『ワーヤハ・カサブ(Waayaha Cusub)』だ。11人のメンバーで構成される彼らは、10日に内戦終結を訴えるCDを無料配布した。彼らの訴えによれば、アル・シャバブはイスラム教の教えを利用して人々を戦争
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