萌え理論Blog-物語的弱者に転落する主人公たち http://d.hatena.ne.jp/sirouto2/20060903/p3 私はむしろササキバラ・ゴウさんの唱える「視線」化で説明した方がしっくりくるのではないかと考えます。 「美少女」の現代史 (講談社現代新書) 作者: ササキバラゴウ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/05/20メディア: 新書購入: 3人 クリック: 57回この商品を含むブログ (121件) を見る 「視線」化については「<美少女>の現代史」のP170あたりから書かれています。それを私なりに解釈すると、現代の少年向けのフィクションに次のような傾向がよく見られる、ということです。 積極的に動くのは美少女のヒロイン。 ヒロインは主人公の少年から「見られる」立場にある。ビジュアルイメージではいつもヒロインが前面に押し出される。 主人公の少年はヒロインを一