最終更新:2017年12月6日 1964年のノーベル文学賞に「日本人作家」4人が同時に候補に挙がり、最も受賞に近い位置まで残ったのは谷崎潤一郎だったという事実が2日に開示されたスウェーデン・アカデミーの議事録から明らかになりました。 この年は世界の76人の作家が候補になり、日本からは谷崎潤一郎、川端康成、三島由紀夫、詩人の西脇順三郎の4人が入り、谷崎潤一郎は最終候補直前の「特に注目すべき作家」の1人として6名の中に残ったものの、最終的には受賞拒否に至ったジャン・ポール・サルトルが選ばれています。 周知の通り、川端康成は1968年のノーベル文学賞に選ばれていますが、谷崎潤一郎はこの4人同時ノミネートの翌年1965年に亡くなっており、サルトルの受賞拒否の経緯の関係からも、この年にノーベル文学賞受賞が果たされなかったことが悔やまれます。 【スポンサーリンク】 4人のノーベル文学賞候補 日本人が同