既報の通り第28回三島由紀夫賞の候補作品が発表されましたが「山本周五郎賞」の候補作品も発表されています。 第28回山本周五郎賞候補作 真梨幸子「人生相談。」(講談社)▽早見和真「イノセント・デイズ」(新潮社)▽湊かなえ「絶唱」(新潮社)▽西川美和「永い言い訳」(文芸春秋)▽柚木麻子「ナイルパーチの女子会」(文芸春秋) 山本周五郎賞は三島由紀夫賞とともに昭和62年(1987年)に創設され、優れた物語性を有する小説作品に送られる、三島賞が純文学ならば山本賞はいわゆるエンターテインメント部門作品に授与される文学賞です。 【スポンサーリンク】 芥川賞・直木賞は文藝春秋社主催のため、新潮社も自社独自の文学賞を創設したいという目論見で、日本文学大賞から芥川賞=三島賞 直木賞=山本賞という位置付けで始まったとされる両賞。 芥川賞・直木賞が年2回の発表であるのに対して、三島賞・山本賞は年1回の発表となって