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『「敗北」を認めた研究者たち。そこから地震学はどう変わるのか』 ●想定外M9、幅広い視野で 【「予測」能力向上で社会貢献】 「東日本大震災で、これまでの(地震メカニズムや予知理論の)認識は『正当性』が失われた。意識の改革が必要だ」。静岡市で10月中旬、震災後初めて開かれた日本地震学会。研究者ら約500人で満席になったシンポジウムの冒頭、東京大学のロバート・ゲラー教授は切り出した。 長年、地震予知はできないと主張し続けてきたゲラーさんを、学会が招いたのは極めて異例。本人も「依頼は『想定外』だった」と言う。 学会が自己批判の場を設けた背景には、地震学が多額の予算を使ってきた一方、東日本大震災でマグニチュード(M)9の巨大地震が起こる可能性をまったく見通せなかったことがある。平原和朗・日本地震学会長も「多くの学者にとって敗北と言わざるを得ない」と認める。 シンポでは学者の自信喪失ぶり
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