田畑百貨店火災(たばたひゃっかてんかさい)は、1971年(昭和46年)5月12日未明に千葉県千葉市中央(現・千葉市中央区中央)2丁目に存在した百貨店「田畑百貨店」(鉄筋コンクリート造、地下3階、地上8階建、屋上塔屋2階建、延床面積16,655平方メートル)で発生した火災事故。 約16時間に亘って燃え続け、死者1名(同百貨店の社長)、負傷者63名(消防士)に及ぶ被害を出した。本件火災では防火区画の不備、竪穴等の施工不良、ベニヤ板遮蔽による無窓化などによって火災を延焼させたとして商業施設に対して消防当局が改善を指導するきっかけとなった。 会社概要[編集] 田畑百貨店は第二次世界大戦後、中国から引き揚げてきた田畑国利(1914年8月28日[4] - 1971年5月12日)が千葉市栄町で古着屋を1947年に開いたのが始まりである。その後衣類・雑貨へと販売品目を拡げ、1950年、千葉市中央2丁目にメ