気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 24時間病院を維持するため、子どもを持つ看護師や医師など、夜間に働く医療従事者を支えているのが「24時間院内保育所」だ。その院内保育所で働く保育士がいなければ、医師や看護師の労働も成り立たなくなるのだが、その保育士が疲弊している。 院内保育所で働く加藤順子さん(仮名、40代)は、「看護師の残業に保育士も引きずられる」と嘆く。病院が24時間保育を始めてから1年。夜勤に週2日は入るため、日中の保育士がそれまでの体制から4人抜けることになり、1人当たりの業務は増した。順子さんはクラス担任であるのに夜勤があるため、毎日、昼間の子どもの保育に当たることができずにいる。園児から「先生、今日は夜勤でいないの?」と聞かれると胸が痛む。 正職員が夜勤に入れば、