オープンソースのIP-PBX「Asterisk」に再び注目が集まっている。対応するIP電話サービスの登場や、使い勝手の向上が図られるなどしたためだ。なかでもCTIでのコストメリットは顕著だ。 国内で「Asterisk」(アスタリスク)が再注目されている。Asteriskは、米Digium社が開発したオープンソースのソフトウェアIP-PBX。従来高価なPBXでしかできなかった企業向けの構内電話交換機能を、安価な汎用PCサーバーで実現できる。2004年9月に正式版がリリースされた。 当初は大きな話題となり、AsteriskベースのSIPサーバーを開発するメーカーも続々と登場。企業向け電話市場に変革をもたらすと期待する向きもあったが既存のPBX/ビジネスホンの使い勝手の良さなどを重視するユーザーが多かったことなどから、次第に勢いを失っていった。2008年の暮れには、市の職員が独学でAsteris