東京、台東区界隈の古い町では、 今でも向こう三軒両隣でさりげなく助け合う暮らしの文化が生きています。 それを支えてきたのが、 いつでも近所に目が行き届く路地や町家のつくりです。 道に向けて並ぶ植木棚は、普段の会話のきっかけでもあります。 近代化の進んだ今、プライバシーを過度に守るあまり、 隣人と分かり合えないゆえの不幸が世界中で起きています。 当会では、私たちの身近にある古い家や町に込められた暮らしの文化を、 人びとが共に生きる知恵として見直し、 さらに活かしていきたいと願っています。
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