手軽に使えるサーマルプリンタの代表格『DP-EH600』。画像印刷が遅いというデメリットを克服するため、さまざまな手段を使って(ときには謎のツールも使いながら)高速化する手法を紹介する。 〈投稿者: 斎藤公輔(NEKOPLA)@kawausokawauso〉 組込みエンジニア。エアコンの配管や室外機を愛でながら、ときにはデジタルガジェットを制作したり、ライターとしてデイリーポータルZなどに寄稿したりする生活を送る。 味わい深いサーマルプリンタの世界 サーマルプリンタとは、レシートでお馴染みのインクを使わない感熱式プリンタである。印刷できるのは黒一色のみ。グレースケールのように白と黒の中間色を表現することもできないため、写真を印刷するときなどは「誤差拡散法」という画像処理を使って、黒の密度で濃淡を表現するのが一般的だ。 実際に印刷してみるとこんな感じ。「白黒二値」という制約が付くことで、一周
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