JR西日本が、東海道線(京都線、神戸線)を走る新快速を茨木駅(大阪府茨木市)に停車させる検討に入ったことが16日、分かった。実現すれば大阪−京都間の停車駅は新大阪、高槻と合わせ3駅になる。茨木駅周辺では今後、大学キャンパスや複合商業施設、4万人収容のサッカースタジアムが相次いで開業するため、輸送力を上げる必要があると判断した。 京都線沿線は居住人口が多く、並行する阪急京都線は茨木市駅に特急が停車する。今後、乗客争奪戦が激しさを増しそうだ。JR西としては、京都線新快速の強みである大阪−京都間の所要時間30分が延びる可能性もあり、ダイヤとの兼ね合いが課題となる。 関係者によると、JR西首脳が茨木市や茨木商工会議所の関係者に対し、2〜3年後をめどに茨木駅への新快速停車を本格的に検討する意向を伝えた。 茨木駅の利用客は今後、大幅に増える見通しだ。駅近くに立命館大学の新キャンパスが来春オープン