【ロサンゼルス=中村将】米カリフォルニア州グレンデール市に慰安婦像が設置された問題で、訪米中の日本の地方議員団は現地時間の16日、像設置に対する抗議文を同市の担当者に提出した。グレンデール市側は抗議文を正式に受領した。 地方議員団の代表世話人を務める東京都杉並区の松浦芳子区議(65)は「米国の地方都市が決定したことだから、われわれ地方議員が抗議の意思を伝えた。抗議だけが目的ではなく、事実関係の説明もしたかった」と話した。 抗議文は、日本軍が強制的に女性を拉致し慰安婦とした事実はない▽虚偽のプロパガンダのために大きな混乱が生じている▽事実ではない「性奴隷」という言葉を碑に刻み、慰安婦像として残すことは、将来に禍根を残す-などと指摘。像設置をすみやかに取りやめるよう求めている。 抗議文には賛同する全国318人分の議員の名簿が添えられ、さらに同日までに3人が賛同したことも伝えられた。 グレンデー