※連載です。古今東西の「引用」をめぐっての読み物です。 全部で44000字あります。今回は11000字です。 ……明らかに、偏見だらけの見方になります今回。でも、これがわたしのオタク史です。批判は甘んじて受けます。 4ー1。「我々」 これは、一つの爛熟の記録である。が同時に、一つの滅びの記録と目すことも可能である。 それでも「我々」――二次元美少女オタクという人種である――は、この方向性しか、「あの時代」では選びようがなかったこと。 もちろん、「この方向性でいいのか?」という懸念は、2000年代初頭から議論されてきてはあったし、「よくはない」というムードもあった。10年前の時点でそれは「飽き」があったのだから。だが、それでもこの方向性で10年やってきてしまった我々(オタクたち)! この記録は、クリステヴァの自伝/フランス現代思想黙示録たる「サムライたち」を認ずるものではない。ただの、ごく平
![引用論「4。みつみ・甘露系美少女絵の10年――フォロワーと業界と時代状況――」 - 残響の足りない部屋](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/52c453e8a8d2ad7395d1a64698dbf7aca3a033e1/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F31X7T314V9L.jpg)