以前このコラムで書かせていただいたドラマ『明日、ママがいない』を放送する日本テレビはその後、抗議の声を受け、ドラマ後半の内容を変更する意向を表明しました。抗議内容のひとつが、「養護施設の子どもや職員への誤解偏見を与える」というものです。そこで湧き上がるのが、「養護施設って、実際にはどんなところ?」「子どもや職員は、実際には養護施設でどのように暮らしているの?」という素朴な疑問。その疑問に答えてくれる、素敵な本を拝読しました。 『いつか見た青い空』(りさり/2011年新書館)を拝読いたしました。著者・りさりさんが1歳から9歳まで暮らした児童養護施設での生活が、主人公「さり」ちゃんの視点で綴られています。 『いつか見た青い空』には、りさりさんのブログ『ぬるく愛を語れ!』で発表された漫画が再構成されて収録されています。実際に児童養護施設で暮らした人が自らの体験として語った私小説、しかも漫画を読む
【前回までのおさらい】 突然会社をクビになり、転職活動をしてみるもののお祈りメールの嵐……。 パートとして働き口は見つけたものの、意を決して生活保護申請をした歯グキ露出狂。 数々の問題に直面し不動産屋と役所を相手に大奮闘して来ました。 ケースワーカーさんとの面談も家庭訪問も順調に終わり、 残すは、生活保護の受給が決定するかどうか連絡を待つだけとなりました。 家庭訪問の際に、生い立ちを一気に話したせいで『死にたい』状態に陥った歯グキさん。 無事に生活保護を受けることはできるのか? __ 死にたい気持から脱却した数日後にケースワーカー若尾さんから保護が決定しました、というお知らせがありました。ああ~よかった~! と湧き上がった思いは、続けてかかってきた不動産屋のゴルゴさんの電話によって、瞬時にかき消えてしまったのですが。 テンションが下がったまま思い出しました。そうだった……私は2週間以内に、
› コラム › 失職女子。 › 「し・し・し・しにたーい♪」と流れてくる曲の延命効果 【前回までのおさらい】 突然会社をクビになり、転職活動をしてみるもののお祈りメールの嵐……。 パートとして働き口は見つけたものの、意を決して生活保護申請をした歯グキ露出狂。 数々の問題に直面し不動産屋と役所を相手に大奮闘して来ました。 ケースワーカーさんとの面談も家庭訪問も順調に終わり、 残すは、生活保護の受給が決定するかどうか連絡を待つだけとなりました。 はたして無事に生活保護申請は通るのか!? ___ 生活保護申請の一連のプロセスで一番辛かった出来事とは、家庭訪問の後にやってきた、死にたい気持との3日間に及ぶ闘いでした。 家庭訪問の後に死にたい気持になるであろうことは、事前に予想がついていたので、「ああ、やっぱり来たか」という冷静な思いもあったとはいえ、死にたい気分の時は、まあ大変ですよ。 何もしたく
【前回までのおさらい】 突然会社をクビになり、転職活動をしてみるもののお祈りメールの嵐……。 パートとして働き口は見つけたものの、意を決して生活保護申請をした歯グキ露出狂。 数々の問題に直面し不動産屋と役所を相手に大奮闘して来ました。 好青年ケースワーカー「ケース若尾(仮名・20代)」さんとの面談が終わり、 次の課題である家庭訪問真っ最中! しかし、予想外の質問ばかりで、平均的なお地蔵さんよりも無口になってしまった歯ぐきさん。 はたして無事に生活保護申請は通るのか!? ___ ケースワーカー岩尾さん(以下 岩尾)「楽しいことはなんですか?」 と尋ねられ、 歯グキ(以下 歯)「楽しいこと……う~ん……何もないですねぇ……」 と、歯切れ悪く、かつ答えになってないことしか言えない私。全く会話が噛み合っていないのは、きっと私が質問の主旨を理解していないからだと考え、何も知らなかったので素朴な疑問と
【前回までのおさらい】 突然会社をクビになり、転職活動をしてみるもののお祈りメールの嵐……。 パートとして働き口は見つけたものの、意を決して生活保護申請をした歯グキ露出狂。 数々の問題に直面し不動産屋と役所を相手に大奮闘して来ました。 好青年ケースワーカー「ケース若尾(仮名・20代)」さん監修のもと、 やっとの思いで申請書類を書きあげ、面談が終わりました。 今回は生活保護審査にも関わる家庭訪問編! はたして無事に生活保護申請は通るのか!? ___ この部屋に本当にくるのか……? 家庭訪問当日になっても信じられない気持はそのままに、お出しする麦茶をセッティングしたりしつつ、私はそわそわとケースワーカー若尾さんの到来を待ちました。 そして2時間後。私は無事家庭訪問を終え、孫の訪問を受けた後のおばあちゃんのような気持ちで、お茶をすすりつつ、放心していました。 「私にとっても、若尾さんにとっても辛
芦田愛菜さん主演の『明日、ママがいない』(日本テレビ系、水曜22時~)がの初回が1月15日に放送されました。このドラマは放送後4日経った現時点でも、ネットの世界ではプチ炎上、現実の世界では某病院が「差別に満ちた内容だ」として日本テレビに放送中止を求める(『ママがいない:病院抗議に日テレ「愛情とは何か描いた」』毎日新聞・2014年1月16日)など、何かと話題です。そこで、番組ホームページにあった「放送終了後7日間無料配信」から、第一話を拝見しました。 「ポスト」という言葉に込められた意味 びっくりしました。めちゃくちゃ面白いドラマじゃないですか! ドラマを見るより先に、「『赤ちゃんポスト』に残されていた主人公を『ポスト』というあだ名で呼ぶとは、けしからん」という主旨を含んだ上記病院の抗議のことを知ったために、てっきり「ポスト」とは、芦田愛菜さん演じる人物を貶めたり揶揄する時に使われる蔑称なの
【前回までのおさらい】 突然会社をクビになり、転職活動をしてみるもののお祈りメールの嵐……。 パートとして働き口は見つけたものの、意を決して生活保護申請をした歯グキ露出狂。 数々の問題に直面し不動産屋と役所を相手に大奮闘して来ました。 遂に生活保護申請当日! プロレスラーみたいな人が来ることを想像し、 ビクビクしながら面接室で待っていた歯ぐきさんの前に現れたのは、 意外にも好青年ケースワーカー「ケース若尾(仮名・20代)」さん。 申請書を書き進めていくと、歯ぐきさんの心配の種「扶養照会」の欄にたどり着きました。 扶養照会を回避した事例はないか調べたところ、 「扶養照会は全員受けなくてはならないが、形骸化している。 けれど、虐待などを受けていた人は、親戚に連絡が行かないようはっきりとその旨をケースワーカーに伝えましょう」 と書いてある本を見つけました。 はたして無事に生活保護申請は通るのか!
【前回までのあらすじ】 派遣社員として働き、北関東の実家を出て一人暮らしを始めるも、派遣先が倒産、再び職を失った私。 果たして私は渇望していた「安定」を手にいれることができるのか!? 倒産後の無職期間 勤め先が倒産した場合、社会保険に入っている人ならば失業保険が給付されるわけですが、私は社会保険ナシで働いていました。いつ契約を切られるかびくびくしたり、社会保険ナシで働いて、会社という名の泥船と一緒に沈没するような就業形態は、もうこりごりでした。 私は正社員の仕事に絞って転職活動を行いました。12社応募して何社からオファーいただき(失職女子にもそういう時代があったのですよ……)、そのうちの1社に正社員として入社させてもらいました。 正社員 正社員の職は、手取り19万。ボーナスが出れば、支給される、とのこと。最初に正社員で勤めたときのような住宅手当や食費補助はなく、給料も減っていることに不満は
欲しかったのは安定 怒られるのを覚悟で書きますと、大学を卒業して、仕事に就く段になり、私が一番重要視したのは、「安定」でした。その代わりといってはナンですが、社畜となり、馬車馬のように働くのは、全くやぶさかではございませんでした。引換に、どうか私に社会保険や厚生年金を……老後への不安を払拭できるような、安定を……どうぞお与えください! そう願ったのは、一重に、私は実家と折り合いが悪かったからなのでした。 新卒~契約社員時代 そんな願いを胸に初めて職を得た先は、とっても安定した企業だったものの、私の身分は、あんまり安定しない契約社員でした。 給料は額面で20万、手取りで16万。社会保険や厚生年金への憧れから就職しましたので、お給料からそれらが天引きされることは、あまり気になりませんでした。 勤務地は東京。 このお仕事を続けるうえで、一番のネックは、通勤時間、そして住まいでした。 大学は東京か
私の不毛で愚かな年越し 明けまして、おめでとうございますー!! 2013年をなんとか無事に越せたことには、もうただただ感謝の念しかございません。これも皆様のおかげです、本当にありがとうございました。 とはいえ、諸般の事情から、明るい気持ちにはさっぱりなれない……というのが今の私の残念な現実でもございまして。全て、自業自得なので別にいいのですけれどもね。テレビの電源をつける気力すら涌かない、ウィンター・ホリデイですよ。めでたさ一色のお正月番組に心がついていかないというか、私のような残念な人間がめでたい番組なんか見ちゃいけない、という気持ちになってしまう、というか……。 そんな私を救ってくれたのが2013年12月31日23:58からTOKYO MX(群馬テレビ・KBS京都でも放送)で放送された、『5時に夢中!』2014 新春スピンオフ特別プログラム『輝け!おママ対抗歌合戦~第5回グランドチャン
door to door 「人生の新たな扉を開けた挑戦者たち」に迫ります。一歩を踏み出す不安とどう向き合い、葛藤をどう乗り越えたのでしょうか。そして、彼女が扉を開けた理由はーー。 NEW 18回/全16回 キャリア 2024.02.02
2014.01.01 手取り年収220万で毎年ハワイ旅行する一人暮らしの女性って、どこにいるのですか? ある日突然会社をクビになった失職女子、歯グキ露出狂です。 失職から、既に2年近く経ってしまいました。その間、ハローワークや民間の転職エージェントにお世話になりつつ、約100社に応募し、ほとんどに不採用になった過去がございます。生活を立て直す基盤となる仕事には恵まれないままに、体調悪化のため主治医から「外で働かないほうがいい」との警告を受けてしまいました。 社会に出てから10数年、まじめに日々働いて貯めた虎の子貯金は、無職期間中にゼロになっていました。失業保険もおりず、無収入・残金一万円、いよいよ来月のお家賃が払えない!という状態になり、まず頭に浮かんだのは借金or風俗or富士の樹海へGO!……でした。足りない頭をどんだけ振ってもかきむしっても、他のアイディアは浮かばなかった。けれど、役所
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