■夫は病死、自身の病気を機に 重度の視覚障害と下半身まひを抱える37歳の双子の息子の弟を殺害、兄に重傷を負わせ、自身も軽傷を負った65歳の母親が逮捕された。母親は30年以上、3DKの公営アパートから息子らを外出させずに介護し続けてきたが、昨年秋、夫の病死を境に将来を悲観。自身も病気になったことで壮絶な無理心中を図った。関連記事被害者は双子の息子 介護疲れで殺傷か「双子の子供殺した」65歳女を逮捕 …記事本文の続き 【冷静に110番】 「双子の息子を殺しました。2人は障害者です」 自ら110番通報した母親の声は、非常に冷静だったという。 警視庁池上署に殺人容疑で現行犯逮捕された母親(65)は、28日午後6時45分ごろ、東京都大田区の都営アパート1階の自宅で、コタツでくつろいでいた双子の息子の頭部を金属バットで殴打、包丁で切りつけて弟を殺害、長男に重傷を負わせた疑い。自らも手首を切り、自殺を図