ソニーは28日、ハワード・ストリンガー会長兼社長の11年3月期の総報酬額が、前期比4650万円増の8億6300万円だったことを明らかにした。 【株主総会では】ソニー株主総会:情報流出など経営責任問う 過去最多出席 基本給は2億9500万円、賞与が5000万円の計3億4500万円。3年連続の最終(当期)赤字と情報流出問題の責任を取る形で、前年同期比6300万円減とした。ただ、ストックオプション(50万株分の自社株購入権)の評価額が5億1800万円と前年同期よりアップしたため、総額で前期を上回った。高額報酬への批判も出そうだ。 ほかに1億円を超えたのは、中鉢良治副会長2億588万円▽ニコール・セリグマン執行役2億108万円▽平井一夫副社長1億5280万円など。【竹地広憲】 【関連記事】 <関連記事>ソニー:個人情報流出でストリンガー会長謝罪 株主総会 <関連記事>社葬:大賀典雄・元