asahi.com：第２２回 後悔先に立たずなおみやげ考 - トラベル「旅する人のアペリティフ」送って、もらって、うれしいおみやげとは 第２２回 後悔先に立たずなおみやげ考 2007年01月16日 現地のノリでおみやげを選んで、いざ日本で人に渡すときに「あ、やっちゃった」感が漂ってしまった経験、お持ちの方もいることでしょう。その場で見た建物の模型や現地っぽい品、安さに浮かれて購入した菓子など、ついその場の雰囲気に乗って買ってきてしまう。そして、日本の現実に戻ったときに、ふと気づく。それはそれは場にそぐわない品を買ってきてしまった！ と。 写真／中野愛子 かくいう私も、そんなみやげ物を過去に何度となく買ってきては、人に渡した瞬間に「ぐっ」と息がつまる思いをしたことがある。 仕事で南アフリカに行ったとき、喜望峰あたりの雄大な自然に開放的な気分になった。道端にはダチョウの卵が落ちているし、ちょっと道をそれれば野生のペンギンたちの姿が楽しめる。そんな土地柄から、動物が描かれたＴシャツを買って
