流行りのマッシュアップでも、CGM※でもなく、足で稼いだコンテンツで好評を博しているのが、「シブヤ経済新聞」をはじめとするニュースサイト「みんなの経済新聞ネットワーク」(みん経)だ。国内と海外合わせて36の“○○経済新聞”が、地域の情報をネットで全国に発信する。 面白いことに、この36サイトの運営会社はほぼすべて異なる。みん経は、2000年に花形商品研究所がシブヤ経済新聞(シブ経)をスタートしたのが発端だった。 その後各地に広がったわけだが、花形商品研究所は本部として、サーバやサイト制作システムといったプラットフォームをほぼ一手に手がけるが、各社へコマンドを出す司令塔ではない。36紙30社が並列に、緩やかなネットワークを組む不思議な構造になっている。 このような構造になっているのは、シブ経のいわば“ファン”だった人々が、シブ経に習って地元の○○経済新聞を立ち上げるかたちで拡大してきたからだ