子供のころ、友達の家でゴロゴロとマンガを読んでいる時間はなんであんなに楽しかったのだろう。一軒家をそのまま改造してしまったというアットホームすぎるマンガ喫茶「横浜へそまがり」は、そんなノスタルジックな気持ちを思い出すにはぴったりの空間だ。 店内は思いっきり民家風 「へそまがり」のバス停が目印 横浜駅西口から徒歩10分。大通りから一つ路地裏に入ったところに、バス停を模した「横浜へそまがり」の看板が出ている。懐かしい引き戸を開けると、店主のへそまがりさんが作務衣姿でにこやかに出迎えてくれた。「虫が入るんで網戸閉めますね」という一言に生活感が溢れている。 思いっきり普通の和室な店内 階段までマンガがずらり 2階建ての店内は階段からテーブルの下まで、まさに所狭しと漫画で埋め尽くされている。蔵書は約1万1千冊。へそまがりさんが元々収集していた2千冊に、閉店する知り合いのマンガ喫茶から買い取った9千冊