パイオニアは9月16日、DJ機器事業の売却を正式発表した。既にホームAV機器事業も売却しており、今後はカーエレクトロニクス事業に経営資源を集中する。 DJ機器事業は、米投資ファンドKKRに来年3月2日に590億円で売却する。同事業を会社分割して設立する新会社をKKR傘下企業に売却し、パイオニアはKKR傘下企業の第三者割当増資を引き受け、同社の議決権比率の14.95%を取得して資本関係を持つ。 パイオニアはDJ機器事業の新会社に「パイオニア」と「パイオニアDJ」ブランドを使用許諾し、製品は同ブランドで販売が継続される。 パイオニアのDJ機器は高いブランド力と市場シェアを持つが、「今後の更なる成長の達成のために、資金リソースやノウハウを持ち事業ビジョンを共有できるパートナーを迎え入れることが最適と判断した」という。今後はカーエレクトロニクス事業に集中し、高機能化したカーナビなどの車載端末や、地