Java EE 7では,HTML5を使用するWeb開発者のニーズに応えて,多数の新API の導入や既存APIの変更が行われている。関係する領域は3つある – JSON操作のための新API,新たな属性に対応した JSFの大幅な更新,そしてもうひとつが,HTML5を形成する数多くのテクノロジのひとつであるWebSocketプロトコルを扱う新APIだ。 WebSocketプロトコルは,Webサーバがクライアントの要求に対応する方法を変える – コネクションをクローズする代わりに101ステータスを送信して,コネクションはオープンしたままにするのだ。これによって,ストリーム上に存在するメッセージの受信と,ストリーム上へのメッセージの送信が可能になると期待される。HTTPとは違って全2重通信をサポートしているため,クライアント – 通常はブラウザ – とサーバは,同じタイミングでメッセージを相互に送信