モリサワとヤッパは7月16日、電子書籍事業で提携すると発表した。両社の電子書籍ソフトを組み合わせて、書籍ビューアと雑誌ビューアを統合したアプリとして出版社に提供する。 モリサワフォントと組み版エンジンを利用する「MCBook」と、雑誌の誌面をそのまま配信できるヤッパの「SpinMedia」を1つのアプリとして統合。出版社はモリサワの高品位なフォントを使った書籍ビューアと、ヤッパの雑誌ビューアを活用し、1つの書店アプリ向けに書籍と雑誌を両方販売できるとしている。 当初はiPhone/iPad向けに提供し、今後Androidや他のデバイスにも展開する。第1弾として、日経BPが9月に開設予定の電子書籍書店「日経BPストア」が採用する予定。 モリサワとヤッパは、電子書籍の新しい表現方法についても共同で研究開発を進めていく。