東京の首都高速3号渋谷線と中央環状新宿線とを接続する大橋ジャンクション(JCT、東京都目黒区)のループ状の内部が30日、報道関係者に公開された。 来年3月に開通予定の大橋JCTは、1周400メートルのループを2回転して通過する方式。国立競技場とほぼ同じ大きさで、イタリア・ローマのコロッセオと似た外観になる。周辺が住宅街で用地が狭いため、ループ状の構造になった。高低差は20階建て程度のビルに相当する。回転しているうちに方向がわからなくなることを防ぐため、銀座・霞が関方面に向かう車線には赤、渋谷線を通って東名高速につながる車線には青の線が描かれている。 大橋JCTとともに、中央環状新宿線の3号渋谷線と4号新宿線間が完成すれば、東名高速方面と東北・常磐道方面が都心部を通過しないで結ばれることになり、首都高の渋滞緩和につながると期待されている。