ミル打ちとは ジュエリーの地金の縁(フチ)の部分に小さな打点を連続し、点を線の様に見せるデザインを作る手法の事を言います。 一般的には、アンティークジュエリーに施されている事が多く、高級で高価なジュエリーと言うイメージが強いです。 宝石職人の熟練した技術 なぜ高級なイメージが強いかと言いますと、ミル打ちはご覧の通り『細かな点を線にするという正確さ』を要求される技術です。 1mm前後の小さな点を"同じ間隔で" "同じ大きさで" 並べていくには、職人の長年の経験が物を言います。 それだけ手間が掛かっているという事になりますので、それだけ高価になるという訳です。 時代背景 高級品として認知されているもう一つの理由は、ミル打ちが流行した時代がその理由となっております。 19世紀のイギリス貴族が着用していた装飾品や、フランスのアンティークジュエリーで頻繁に使用されていた事がその理由と言