栃木県内で70匹を超える小型犬の死骸が相次いで見つかった事件で、逮捕されたペットショップの元従業員が捨てた理由について、「きちんと処分しようとすると金がかかるほか、大量に持ち込むと怪しまれると思った」と供述していることが警察への取材で分かりました。 元従業員は9日略式起訴され、罰金の略式命令を受けました。 この事件は、10月から11月にかけて、栃木県内の河川敷や山林で72匹の小型犬の死骸が見つかったもので、ペットショップに勤めていた木村正樹元従業員(39)が、死骸を捨てたなどとして逮捕されました。 元従業員は調べに対し、「愛知県の知り合いのブリーダーが廃業するため、頼まれて大量の犬を100万円で引き取ったが、木箱に入れてトラックで搬送中に死んだ」と話し、捨てた理由については、「犬の死骸をきちんと処理しようとすると金がかかるほか、大量に持ち込むと怪しまれると思った」と供述していることが警察へ