この時期、スーパーや八百屋の店頭でやたらと見かけるのが「新」と名の付く野菜たちだ。新じゃが、新にんじん、新ごぼう、新しょうが…などなど、「ああ、春なんだねぇ!」と実感せずにはいられない。 じゃがいもやにんじんは、新物と古物とで見た目に大きな変化はない。しかしこれがたまねぎになると「おや?」というほどに違う。見てくれ同様、味も違う。 私はこの新たまねぎってヤツが大好きで、毎日のようにサラダにして食べている。柔らかくて甘くて瑞々しくて、大量に食べても独特のたまねぎ臭がしないのも嬉しい。 「何ごとも新しいのはいいことだ!」とばかりに食べ続けているのだが、果たして本当にそうなんだろうか。 新旧、比較してみました。 (高瀬 克子) 旧はどこへ行った この記事のために、とある商店街でたまねぎを買おうとしたところ、見事なまでに「新」しか売っていなかった。新だけでは比較にならない。さて困った。 一緒に買い