中学は定員に満たない、高校は県立高校残念組の受け皿――。数年前まではそんな学校だった横浜創英中学・高校(横浜市神奈川区)が、定員を増やし、第一志望者が入学する学校に変わっています。学校改革を託されたのは、東京都千代田区立麴町中学校を改革した工藤勇一校長。教育の目指すところを聞きました。(撮影/山本友来) (くどう・ゆういち)2014年から定年までの6年間、東京都千代田区立麹町中学校で校長として教育改革を断行。著書『学校の「当たり前」をやめた。生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革』(時事通信出版局)は大きな話題となる。20年4月から横浜創英中学・高等学校校長に就任。学校改革と、公職、著書での発信を精力的に行っている。最新刊は『考える。動く。自由になる。15歳からの人生戦略』(実務教育出版)。 ※2023年4月時点の情報です 25年から新しい教育システムに ――校長に就任された頃の横浜