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小説に関するharubonbonのブックマーク (4)

  • 実写映画化やスピンオフなどの派生作品についての私見: 梅枝庵

    最近の私は、「漫画原作の実写映画」をさらに小説に書き直す、という仕事を連続でやっているわけですが、この「漫画の実写映画化」っていろいろ炎上しがちですよね。 だいたいにおいて「原作からの改変」がまずやり玉に上がり、「原作レイプ」とか「金儲け」とか言われるわけですが、その辺の話を最近いろいろと考えております。だいぶ前に、私と同じように映画漫画のノベライズをよくされてる作家さんとも話をしたのですが、そのメモ的な意味で、あるいは自分の立ち位置や考え方の表明として、ちょっとまとめておこうかなと思います。 すごい長文なので以下は畳みます。読む人は覚悟してどうぞ。 ○二次元に感情移入出来るのは「特殊技能」である あのですね、まず前提として、世の中には「文章や絵には全く感情移入出来ない」という人たちがかなりの割合で存在するんですよ。っていうか、むしろそっちが多数派かもしれないんですよ。 漫画とか小説

    実写映画化やスピンオフなどの派生作品についての私見: 梅枝庵
  • 住野よる『君の膵臓をたべたい』彼女が教えてくれた「生きること」への問いかけ【キミスイ実写化】

    まえがき 時間は過ぎ去っていく。学生時代に先生や仲間と過ごした時間も、淡い初恋の記憶も、今にして思えばあっという間だった。現在、僕は書店員として、目の前で日々膨大な量のが入荷して手元を過ぎていくが、いまとなっては作品名すらうろ覚えのがあるのも事実だ。SNSで同級生の近況が流れてきて、“アレ? だれだっけ??” っと名前が出てこないクラスメイトに申し訳なくなるときがある。 それなのに、忘れようとしても、頭の片隅に留まって、消えない存在がいる。また、どう頑張ったって、どうあがいたって、なれない人種というものがある。 私には、そんな存在がいる。この世にはもういないけれども。 話をしたい人がいる。僕の心に残って消えない存在。 それは彼のこと。 僕は昨年、親友を失った。大親友を。 彼とは、中学生時代から思い出を共有し、大切な時間を一緒に過ごした。ふざけあったし、喧嘩もたまにした。社会人となっても

    住野よる『君の膵臓をたべたい』彼女が教えてくれた「生きること」への問いかけ【キミスイ実写化】
  • 山田詠美『賢者の愛』を読み - 分かちあいたいブログ

    登場人物どれも全く共感できない。この物語に登場する二人の女には警戒心を抱く。 読み終わった後、万が一のことがあったとして、"真由子"や"百合"といった登場人物に触発され、どちらかに肩入れしてしまい、それをこの物語のキーワードの一つである“親友”かもしれない私の友人に共感と理解を求め自分の内にある野心を思い切って打ち明けたとして、その後も以前と変わりなく私の友人として親友のように存在していてくれるのだろうか。私の現実では多分それは無理だろう。 愛に尊敬など必要ない。 ええ、まったく。 (帯より引用:賢者の愛) 賢者の愛 作者: 山田詠美 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2015/01/09 メディア: 単行 この商品を含むブログ (1件) を見る あらすじ 高中真由子の人生を狂わせたのは、小学生のとき隣家に引っ越してきた百合。成長した百合は、真由子が思いを寄せてきた澤村諒一の子

    山田詠美『賢者の愛』を読み - 分かちあいたいブログ
  • なぜそれなりの文字数が書ける人でも小説だけは書けないのか?

    昨日、人で話した内容で面白かった話を備忘録として残す。 結論から言うと「僕が小説や物語を書こうとすると【観察の成果物】みたいになり、物語として面白いものができない」という相談小説側に明るい人に持ちかけた。 映画で言えば、イノセンスなどの押井守作品。ジブリならば「借りぐらしのアリエッティ」などにあるような観察や知識の羅列。それがズルズルと続く書き方に陥る。それはそれで技術だが…面白くならない。 興味深いけど、どこかに発表してウケるようなエンタメにはならない。 もっと突き詰めた言い方をすれば、僕はエヴァなどでお馴染みのガイナックス・TRIGGER作品が好きだ。 小説ゲームを作るなら彼らのような「考える事すら放棄させて作中の理由がよくわからないものを視聴者に受け入れさせるもの」が作りたい…どうデキてるか想像もつかない。 そのモヤモヤに彼は言う。 「それはブログと物語の技術が真逆だからです」

    なぜそれなりの文字数が書ける人でも小説だけは書けないのか?
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