良かれと思ったことが裏目に出ると、良好な関係に亀裂が走る。先日、仕事でこういうトラブルがあった。 新規の障害者福祉サービス利用者宅でのこと。私ともう一人のヘルパーが交互に家事援助を行うのだが、利用者は、ヘルパーの動きに反応しては手厳しく聞こえる言葉を投げ掛けていた。が、訪問を重ねていくうちに、それは、『嫌、やめて、触らないで』という利用者のメッセージが含まれた意思表示の言葉だというのが分かってきた。 ドキッとする言葉が投げ掛けられる度に、利用者にそれを確認する。長らく続くであろう関係性の構築の為にも、悪意からきた言葉でないことを確認して知っておくことは必要だ。 そうして得た気付きや発見は、ヘルパー間で共有する。そうする事で利用者への理解を深め、地域で暮らす利用者の自立を応援する。 嬉しいことに、利用者は徐々にヘルパーの訪問に慣れてくれ、ヘルパーの訪問を楽しみにしている様子が見受けられた。私