JMXを利用するメリットの3つめは、コンポーネント間の結合を疎にすることです。MBean同士はお互いのリファレンスを直接内部に持つことはありません。MBean間でサービスを利用する場合は、必ずJMXサーバ(JBossカーネル)を経由してオペレーションを呼び出すことになります。JBossカーネルに対してサービスの特定を行う場合であっても、クラス名を直接指定するのではなく、MBean名称を利用します。呼び出し手順は次のようなイメージになります。 JBossカーネルオブジェクトを取得する JBossカーネルに対して利用するサービスをMBean名+属性(あるいは操作)名で指定する JBossカーネルは指定された名前に対応する実コンポーネント(クラス)を検索し、処理を実行する 実行結果を呼び出し元に対して返答する このように、必ずサービスを利用する場合はJBossカーネルを経由しますので、MBean