ロシアン・ウルフハウンドとも呼ばれるとおり、かつてロシアで狼狩りに使用されていた大型の視覚ハウンドである。 ボルゾイの祖先はアラビア説や、モンゴルの支配者が狩猟用に飼育していた犬が起源、などの説があるが定かではない。 13世紀頃からロシア各地で獣猟に用いられていた地犬を改良固定したものと考えられている。 1650年にロシアでボルゾイのスタンダードが制定されており、この内容と現在のボルゾイに大きな差はない。 ロシアン・ウルフハウンドは1936年ボルゾイ(ロシア語で俊敏)と改名され、最もノーブルな犬種として世界に知られるようになる。 ロシア革命以前はロシア国犬として皇帝や貴族の庇護を受けた事でも知られ、皇帝の犬舎には多くのボルゾイが飼育されていた。 第一次大戦前まで、ロシアでは狼狩りは組織的に行われていた。 狼が人の居住地近くに現れると、それぞれ3頭(メス1頭、オス2頭)のボルゾイを連れた猟師