Nagiosは高機能な監視ツールであり、監視対象となるサーバに関して実に多様なチェックが行える。サーバ毎にpingに応答するかどうかのチェックを行う以外に、Webサーバやメールサーバなどサーバプロセスごとの死活や、PostgreSQL/MySQL/Oracleなどのデータベースへの接続可否も監視できる。ディスクの空き容量のようにサーバ個々のプライベートな情報も、SambaやSNMPを用いてリモートから監視できる。 これら多彩な機能は、実はすべてNagios本体に実装されているわけではなく、「プラグイン」として提供される外部コマンドが実現している。本コラムでもNagiosの標準プラグインをインストールしたので、/usr/local/nagios/libexecディレクトリ下には以下のように多数のプラグインが配置されているはずだ。 $ cd /usr/local/nagios/libexec