小学生の時、人間が動植物の絶滅を防ぐ理由という説明文の中に、理由の1つとして「ワクチンが見つかる可能性」とあって驚いたことがあります。そんな即人間に役に立つメリットのために保存運動が行われていると考えたことはそれまでなかったからです。当時、それは建前の1つであって、そんな都合のいいことそうそうあるわけないだろうと思って納得しましたが、それがそうでもなかったみたいです。 絶滅危惧種の代表格でもあるパンダ。そんなパンダの血液中に真菌や細菌に対する抗体があることを南京農業大学の生命科学学部の研究者が発見しました。 パンダの血液中にある、「cathelicin-AM」という名前のタンパク質複合体は、病原体と真菌、そして薬剤耐性菌まで殺すことができます。つまり今までの医学では殺すことのできなかった超強力な細菌にも使える可能性があるということです。また研究者らはゲノムの解読を行ってこのタンパク質複合体
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