まぁたしかにそうなんですが,定義の背景には,そう定義すれば都合の良い理由があるはずなんですよね. ということで,この\(e\)の定義について今日は見ていきましょう. eがよく出てくる所 さて,eがよく出てくるところってどこでしょうか? そうです,微分ですね. 微分方程式を解いていると,必ずと行っていいほど\(e\)が出てきます. しかも,理系の方ならおなじみ,\(e\)には,指数関数\(e^x\)を微分した結果は,\(e^x\)とという素晴らしい性質があります. また,底を\(e\)とする対数関数\(log(x)\)の微分は\(\frac{1}{x}\)ととてもきれいになりますね. さて,これって,本当にたまたま\(e^x\)や\(log(x)\)を微分した結果こうなったのでしょうか? いや,きれいになるように自然対数\(e\)を定義したと考えるほうが自然じゃないでしょうか? ということで
![ネイピア数eの定義がなぜあの形か,先生は説明をしてくれなかった|迫佑樹オフィシャルブログ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cef4da01edc4347071509f6fcabaa32b4fd80d67/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.yukisako.xyz%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F12%2F2018-06-13-08-45-31.png)