クリエイティブ・コモンズはこのほど、権利者が自分の作品の著作権を最大限放棄し、制約なしにパブリックドメインで提供する際に利用できるツール「CC0」の日本語版を公開した。 著作権者が作品に「CC0」を付与すれば、その作品の著作権法上の権利を、法令上認められる最大限の範囲で放棄し、パブリックドメインに提供するという意志を表明できる。営利目的でも許可を得ずに複製、改変・翻案、配布、上演・演奏などが可能だ。 日本語版は英語版をほぼ忠実に翻訳し、正式版として公開した。日本語版ドラフトは2012年11月~12月にパブリックコメントを実施していたが、予定より大幅に遅れてのリリースとなったという。 関連記事 「著作権侵害の非親告罪化」「保護期間延長」はTPP交渉から除外を――ネット関連団体の声明、政府に提出 68団体・283人賛同 TPPの知財分野の交渉について、十分な情報公開と、著作権侵害の非親告罪化や