日本図書館協会>図書館の自由委員会>声明・見解等 >岡崎市の図書館システムをめぐる事件について>図書館界への提言 図書館界への提言-岡崎市の図書館システムをめぐる2つの事件の教訓から学ぶこと 日本図書館協会図書館の自由委員会 事件の概要 いずれも三菱電機インフォメーションシステムズ(以下MDISという)が管理するシステムの運用の過程で生じた事件である。 第1事件:2010年3月に岡崎市立中央図書館(以下単に岡崎図書館という)のホームページでサーバが頻繁に停止する事態が発生した。そこで岡崎図書館はサーバの停止によって利用が妨害されたとして被害届けを出し、警察からの照会に応じて大量のアクセスのあった特定のドメインからの利用者について氏名・住所等のデータを任意提出した。その後、同年5月には自作のプログラムで自動的に新着図書データを収集していた利用者の逮捕・勾留にまで発展したのであるが、後にMDI