以前から話題になっていたAMDのFusion APUの第二弾、いわゆるLlanoであるが、やっとこれを試用する機会に恵まれた。そこでLlanoそのものの説明もかねて、その性能などをご紹介したいと思う。ちなみにこの原稿執筆中の日本時間の6月13日午後10時過ぎに、既にAMDイタリアのページではLlanoの情報が公開されていた。 内部構造 すでに何度か触れたとおり、第一世代にあたるZacate/Ontario/LlanoといったFusion製品は、いずれもCPUとGPUコア、それとメモリコントローラをワンチップに統合した製品である。そのLlano、最初にダイ写真が登場したのは2009年のFinancial Analyst Dayのプレゼンテーションだったと記憶しているのだが、今回もこの写真が登場(Photo01)。ただこれとは別に、まっとうなダイ写真(Photo02)や、その内訳(Photo0