スマートフォンは、ほぼ全機種が携帯データ通信機能のほかに無線LAN機能を搭載している(図1-1)。最近は携帯電話ネットワークの混雑時に、迂回路として無線LAN経由でインターネットに接続する使い方が注目されている。上手に使うには、無線LANの仕組みをおさえることが大切だ。
電池駆動によって持ち運びできるモバイルルーターの選択肢が増え、注目を集めている。そこで編集部では、企業ユーザーがiPadやノートパソコンなどの複数の無線LAN機器を外出先で利用するケースを想定し、モバイルルーターの実力を検証した。最近登場した新製品を含む4機種について、バッテリーの持ち時間や通信速度を実測した。 モバイルルーターとは、無線LANアクセスポイントと、第3世代携帯電話(3G)やモバイルWiMAXといった無線WANの通信機能を併せ持つルーター。端末から見ると、無線LANを3GやWiMAXに変換してインターネット接続するイメージだ。カバンの中に入れておけばカバンの周りがどこでも無線LANスポットになる。新製品が相次いで登場したことに加え、iPadやスマートフォンなどモバイルルーターと組み合わせやすいデバイスが増えたことで、ビジネスコンシューマーを中心に人気を集めている。 モバイルル
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